ニコンが新たに「NIKKOR Z 35mm f/1.2 S」を発表。高解像度と柔らかいボケを実現したレンズで、2024年2月28日に発売予定。防塵防滴性能や高速AFも特徴。
このレンズは、ニコンのZマウントレンズ群の中でも特に高い基準を満たす「S-Line」に属し、広角単焦点レンズとしての特性を持っています。
想定価格は43万7,800円で、高い解像感と柔らかなボケ味を両立している点が特徴です。
レンズ構成は15群17枚から成り、EDレンズ3枚、ED非球面レンズ1枚、非球面レンズ3枚を含んでいます。
これにより、既存の「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」や「NIKKOR Z 85mm f/1.2 S」と同等のボケ描写を実現しています。
また、レンズ表面には「メソアモルファスコート」「ナノクリスタルコート」「アルネオコート」が施されており、ゴーストやフレアを抑制し、強い光源下でも鮮明な画像を提供します。
オートフォーカスにはSTM(ステッピングモーター)を採用し、2基のモーターを搭載したマルチフォーカス方式により、高速かつ高精度、静粛なAF性能を実現しています。
さらに、フォーカスブリージングを抑制する設計が施されており、ピント位置が移動しても画角の変化が少ないのも大きな利点です。
絞り値やISO感度を割り当てられるコントロールリングも備え、使い勝手が向上しています。
防塵防滴性能も考慮されており、各所にシーリングが施されています。
レンズの最短撮影距離は0.3m、最大撮影倍率は0.2倍、絞り羽根は11枚の円形絞りで、最小絞りはF16、フィルター径はφ82mm、外形寸法は約90×150mm、質量は約1,060gです。
これにより、プロフェッショナルな写真家や映像制作者にとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1d4094f11a8c949067974198179f1d7e99ad4191