和歌山の新宮フォレストエナジー合同会社など3社が破産手続き開始。負債総額は約72億円で、事業の赤字が続き業績改善の見通しが立たず。
要約すると新宮フォレストエナジー合同会社とその関連会社である新宮グリーンエナジー合同会社、新宮ウッドチップファクトリー合同会社は、2024年1月23日に和歌山地裁から破産手続き開始の決定を受けました。
これらの会社は、紀南地域での間伐材や低質材を活用した木質バイオマス発電事業を展開しており、発電所は2021年に本格稼働し、一般家庭3900世帯に相当する電力や熱を供給可能でした。
しかし、2022年3月期の売上高はわずか1億6127万円にとどまり、その後も売上は伸び悩みました。
円安や燃料コストの上昇が影響し、赤字が常態化していました。
さらに、2024年秋には発電プラントに不具合が生じ、修理には多額の費用と時間がかかる見込みで、業績改善の目途が立たないことから破産に至ったとされています。
新宮フォレストエナジー合同会社の負債は約27億8000万円、新宮グリーンエナジー合同会社が約22億3000万円、新宮ウッドチップファクトリー合同会社も同額の負債を抱え、3社合計で約72億4000万円に達しています。
破産管財人には山岡大弁護士が選任され、今後の手続きが進められることになります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/124c1aebdfe2eac91d11ff4f155167c33531dd7b