香港の暗号資産企業OSLが日本市場に本格進出、CoinBestを「OSL Japan」に改称し、富裕層や機関投資家向けのサービスを強化する方針を発表。
2024年11月に、同社は国内の暗号資産取引所CoinBestを子会社化し、その名称を「OSL Japan」に変更することが決定されました。
この発表は、2月6日に開催された「OSL Group 日本市場戦略発表会」において行われ、OSL GroupのCEOであるケビン・クイ氏は、社名の由来や同社のビジョンを紹介しました。
OSL Japan設立の背景には、日本市場が規制に則った事業運営を行うOSL Groupにとって理想的であるとの認識があり、特に人口動態を考慮した場合にさらなる成長が期待できると述べられました。
クイ氏は、すでに日本での口座数が香港よりも多いことを強調しました。
事業展開のターゲットには、富裕層、機関投資家、個人投資家が設定されており、富裕層向けにはOTCデスク、機関投資家にはカストディサービスやRWAトークン化商品の開発、個人投資家向けにはサービスの拡充が計画されています。
OSL Japanの社長には、旧CoinBestの代表取締役社長である雒東生氏が就任し、顧客ニーズに応える強力なチームを組成することが期待されています。
質疑応答では、OTCデスクに特に注力する意向が示され、日本市場参入の勝算についてクイ氏は、日本でチームを立ち上げ、香港での実績を活かしてサービスを展開すると述べました。
OSL Groupは2011年に設立され、香港市場で初めて証券先物委員会の認可を取得した企業であり、包括的な暗号資産サービスを提供しています。
一方、CoinBestは2017年に設立され、2020年には暗号資産交換業の登録を完了しましたが、2024年には関東財務局から行政処分を受けています。
雒氏は、取引所サービスの再開に向けて人員を強化し、体制を整える意向を示しました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0d6350ac4100497bc2f421cb88bb91b322f01625