韓国のRebellionsが、チップレットベースのデータセンターAIアクセラレーターを開発中。ArmやSamsungとの協業で、電力効率の高いチップを市場に投入し、AI推論を加速させる。
近く発表予定の「Rebel」は、ADTechnologyのArmベースのCPUチップレットと統合される計画です。
このCPUチップレットは、Armの「Neoverse V3」アーキテクチャを基にし、Samsungの先進的な2nmプロセスで設計される予定です。
Rebellionsの最高技術責任者であるJinwook Oh氏は、Armエコシステムに参加しており、これまでのチップ開発においてArmからの支援を受けていると語っています。
Rebellionsは2020年に設立され、すでに第1世代の「Ion」と第2世代の「Atom」を市場に投入しています。
Ionは金融分野向けの低レイテンシ推論を目指しており、TSMCの7nmプロセスで製造され、FP16演算で4TFLOPSを提供します。
一方、Atomはデータセンター向けの推論エンジンとして設計され、電力効率に優れた性能を持っています。
Atomは、外部メモリGDDR6を使用し、LLM(大規模言語モデル)推論に対応しており、顧客により高密度で演算性能の高いサーバを提供するため、4つのAtomチップを搭載した新しいカードの開発にも取り組んでいます。
各Atomチップは、32TFLOPSのFP16演算性能を持ち、消費電力は75~130Wに設定可能で、特に韓国の通信事業者やクラウドプロバイダーにおいて、カスタムRAGやエージェント型AIに利用されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d02b19a6cc706549ba5cd4bb93036f092102f494