宇宙での視力低下の原因と対策を探る対談。近視の増加も懸念される。
2024年11月に文部科学省が発表したデータによると、裸眼の視力が1.0に満たない小中学生の割合は過去最高から横ばい状態にあり、近視の増加が懸念されています。
近視は将来的に失明のリスクを高めるため、単にメガネをかけるだけでは解決できない深刻な問題です。
眼科医の窪田良氏は、1日2時間の屋外活動が子どもの近視を抑制することを科学的に証明しており、この情報を広めることに力を入れています。
さらに、窪田氏と宇宙博士の井筒智彦氏は、子どもの外遊びや宇宙と目の関係について対談を行い、特に宇宙飛行士が宇宙に長期間滞在することで視力が低下する現象に焦点を当てています。
具体的には、無重力状態での体液の分布の変化が原因で、眼球が圧迫され、その形状が変わることが視力低下を引き起こすとされています。
この現象は、宇宙に6カ月以上滞在した宇宙飛行士に多く見られ、眼球の変形を防ぐためには人工的な重力をかける必要があると窪田氏は述べています。
また、月の重力も地球の6分の1であり、視力に影響を及ぼす可能性があることが指摘されています。
人間は重力に適応するように進化してきたため、重力が弱くなることで頭蓋内圧が上昇し、目に悪影響を与えると考えられています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/71ce3e3e76ac35835129420cb5e031c4edde64c9
宇宙飛行士と視力低下の関係に関するコメントでは、無重力環境が人間に与える影響についての懸念が多く表明されていました。
特に、視力低下や健康問題が取り上げられ、宇宙での生活が人類にとってどのような課題をもたらすのかが議論されていました。
コメントの中には、地球以外の環境で人間がどのように生きていくのかという疑問があり、長期的には他の惑星に適応した人類が誕生する可能性についても言及されていました。
また、現在の技術では月にさえ通常に行けないため、火星への移住は現実的ではないとの意見もありました。
さらに、宇宙探査の進展には地球の環境が大きく影響するとの考えもあり、資源の持続可能性や他の惑星での生活環境の整備が重要であるとされていました。
全体的に、宇宙飛行士の健康問題や将来の人類の進化に対する関心が高まっていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
目の問題に限らず、地球では無い環境で人間はどう生きていけるのでしょうか?
月にさえ通常に行けないのに、火星で移住の話しはあり得ない。
生物進化の過程を考えれば自ずと答えが出るでしょ。
近未来よほど地 球が住みづらくならない限り…当面は火星に無人探査機を送り込むに留まると思っています。
地球の環境が人間に合っていたのではなくて、地球の環境に合わせて進化したのが正しいのではないですかね。