京都市内の小学校で、給食調理員が残り物で『まかない』を作り減給処分に。廃棄を避けたい思いがエスカレートし、ルール違反が問題に。街の反応も分かれる。
処分を受けたのは60代と50代の女性調理員で、彼女たちは「廃棄するのはもったいない」との思いから、給食の残りを利用しておにぎりやから揚げを作り、職員室で教職員にも提供していました。
この行動は2022年度から始まり、翌年度には50代の調理員が加わり、私物の調味料や野菜も持ち込んで調理を行っていたことが明らかになっています。
教育委員会は、残った食材は適切に管理・廃棄されるべきであり、私的な食材を給食室に持ち込むことは禁止されていると説明しています。
実際、調理員たちは給食の残り物だけでなく、児童の食材を事前に確保して『まかない』を作っていたこともあり、ルールを知りながら行動していたことが問題視されています。
この事態は2024年6月に寄せられた匿名の通報によって発覚しました。
街の人々の意見は分かれ、「残して捨てるよりは誰かが食べた方が良い」との意見もあれば、「ルールは守るべき」との意見もあり、食品ロスの問題が浮き彫りになっています。
環境省によると、給食の食べ残しは年間で生徒1人当たり7.1kgにも上り、京都市では食べ残しをリサイクル業者に出して家畜の餌にする取り組みが行われています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/32d8ec75c01a86ec219311d68b50ceca003c32a0
給食の残り物を利用してまかないを作った調理員が減給処分を受けたニュースに対し、ネット上では様々な意見が交わされました。
多くのコメントは、調理員の行動の背景に同情を示しつつも、規則を守ることの重要性を強調していました。
特に、児童の食材を事前に取り分ける行為は問題視され、横領との指摘が多く見られました。
教育現場では、給食費で購入した食材が本来児童のために使われるべきものであるため、調理員の行動には厳しい目が向けられました。
また、食材の廃棄に対するもったいないという感情は理解されるものの、衛生面や食品ロスの観点からも、適切なルールの遵守が求められるとの意見が多くありました。
特に、食中毒のリスクや、税金で賄われる公共の施設を私的に利用することの問題点が指摘されました。
コメントの中には、給食の余りを利用する取り組み自体は良いアイデアだとしつつも、ルールを無視して行うことは許されないという意見がありました。
最終的には、調理員が自らの行動を反省し、今後の教育現場でのルール遵守が徹底されることが望まれるとの声が多かったです。
このような事例が再発しないよう、教育関係者や関係機関が連携して取り組む必要があると感じられました。
ネットコメントを一部抜粋
「初期動機は充分に分かるし賛同もするが、記事にもある通り…」
「子供から聞いた話だが、給食の残りの牛乳は…」
「給食関係者は、残物はたとえ安全と思っても…」
「気持ちはすごくわかるんだよね。
でもこれで万が一食中毒が起きたら…」
「食品ロスという点からはいい取り組みだと思う。
ただ当然…」