韓国与党・国民の力は、総選挙の惨敗原因を分析した白書を発表し、党と政府の関係の不安定さが信頼低下を招いたと指摘しています。対応の失敗が大きな要因とされています。
要約すると韓国与党・国民の力の総選挙白書特別委員会は、2023年8月28日に第22代総選挙の惨敗の原因を分析した271ページの白書を発表しました。
この白書は、選挙から201日を経て取りまとめられたもので、特に「党と政府の足並みのズレ」が大きな敗因であると結論づけています。
委員会は、選挙戦における大統領室の判断ミスや、党と政府の不安定な関係が国民の信頼を低下させたことを指摘しました。
具体的には、李鍾燮元駐オーストラリア大使や黄相武秘書官の辞任問題、金建希夫人に関する問題、海兵隊のチェ上兵問題などが選挙に悪影響を及ぼしたとされ、これらに対する国民の力の対応が不十分だったことが惨敗につながったと分析されています。
また、選挙における「勝負戦略不在」や「効果的な広報コンテンツの不在」、「党の哲学とビジョンの不在」なども問題視されました。
委員会は、党と政府の関係がギクシャクしていたため、政策の一貫性が欠如していたとも指摘しています。
今後、国民の力は政権与党としての役割を見直し、党と政府の関係を改善する必要があると強調されました。
しかし、韓東勲代表は、選挙の評価は白書ではなく国民が行うべきだとの見解を示しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/83e423387dbae0a8608203db54e687f7ab5d964a