イーロン・マスク氏が、中国のディープシークに対抗するAIモデルを発表する意向を示し、米大学も低コストで新モデルを開発。AIの商業化に懸念が高まる中、政府のデータ処理にもAIを活用する動きが進む。
マスク氏は、ディープシークが本物のAI革命ではないとし、より優れたモデルを開発することを約束しました。
彼の会社であるxAIは、これまでに2つのAIチャットボット「グロック1」と「グロック2」をリリースしており、現在は「グロック3」の発表を控えています。
さらに、スタンフォード大学とワシントン大学の研究者たちは、50ドル未満のコストで新しいAI推論モデル「s1」を開発したと報告しています。
このモデルは、数学的なコーディング能力テストで、ChatGPTやディープシークの最新モデルと同等の性能を示しています。
s1の開発には「蒸留」というAI訓練技術が用いられ、他のモデルの結果を活用することで低コストでの実現が可能になりました。
研究者たちは、NVIDIAの最新AIチップを使用し、訓練にかかる時間は30分未満で、総費用は50ドル以下だったと述べています。
ディープシークもChatGPTを基にしたという疑惑があり、s1はその蒸留方法よりもさらに低コストであると評価されています。
中国企業アリババの無料AIモデルを基にしていることも指摘されています。
AIの商業化に対する懸念も浮上しており、マスク氏が率いる政府効率化省（DOGE）は、連邦政府のデータをAIに組み込む作業を進めているとの報道もあります。
これにより、従来人間が行っていた業務をAIに代替させることを目指しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e8234b36e1d367d50dd645dd1a6253dcb2de7618
コメントの内容は、マスク氏が新しいAIモデルを発表したことに対する多様な意見が寄せられていました。
特に、AIの開発においては、開発者の思想や癖が影響するのではなく、膨大な情報から導き出される回答が重要であるという意見がありました。
これにより、誰が開発しても結果は似通う可能性があると考えられていました。
また、マスク氏の発言については、価格競争が始まることを示唆しているとの見解があり、過去の高価格設定に対する批判も見受けられました。
さらに、中国企業の能力に関しては、安価なコピー品を作ることに長けているが、新しい価値を創造するのは難しいとの意見がありました。
DeepSeekに関しては、その信頼性に疑問を持つコメントもあり、特に中国政府との関係が怪しいとの指摘がありました。
AI技術の進化は急速であり、特に米中の企業が注目される中で、日本の現状について懸念を示す声もありました。
このように、AIに関する様々な視点が交わる中で、技術の進化や市場の変化に対する期待と懸念が共存していることが感じられました。
ネットコメントを一部抜粋
AIは開発者の癖とか思想で出来上がるものじゃない。
中国企業は安価なコピー品を作るのが得意だが、新しい価値観を展開するのは苦手だろう。
DeepSeekに関しては、疑っている話がうますぎる。
少しの蒸留があれば、あとは強化学習で行けるという話は魅力的。
AIの進化は1日1日で勢力図が目まぐるしく変わる。