ニューヨークの連邦地裁が、イーロン・マスク氏率いる政府効率化局の財務省記録へのアクセスを差し止め、コピーの破棄を命じた。プライバシー侵害の懸念が高まる中、次回審理は2024年2月。
これは、ドナルド・トランプ政権がDOGEに財務省の個人財務データへのアクセスを許可したことに対し、19州の司法長官が提訴した結果である。
判事は、DOGEが正式な連邦機関ではないため、マスク氏のアクセスは連邦法に違反すると指摘。
さらに、新たな政策が機密情報の漏洩リスクを高め、システムがハッキングに対して脆弱になる可能性があると警告した。
マスク氏は自身のソーシャルメディア「X」でこの判決に対し、「狂っている」と反発し、税金の無駄遣いや詐欺を防ぐための対策が必要だと主張した。
訴訟を起こした司法長官の一人、レティシア・ジェイムズ氏は、マスク氏とDOGEの介入によってプライバシーが侵害され、コミュニティが依存している資金源が失われる恐れがあると述べた。
また、DOGEは米国際開発庁(USAID)での予算削減を主導し、その結果、国際援助プログラムが混乱している。
この問題は、次回の審理が行われる2024年2月14日まで続く見込みである。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/603b3501364ec788f06f8e22ae29eb1f8f50f23e
コメントの内容では、法治国家としてのルールを守ることの重要性が強調されていました。
多くの人々が、マスク氏が財務省のデータにアクセスすることについて懸念を示し、政府機関の透明性や責任を求める声が上がっていました。
特に、マスク氏の行動が利益相反を引き起こす可能性についての指摘が多く、彼が「特別政府職員」としての地位を利用することが適切であるのか疑問視されていました。
また、政府の資金の使途や税金の無駄遣いを防ぐためには、データへのアクセスが必要であるとの意見もありましたが、その一方で、プライバシーの問題や情報漏洩のリスクも懸念されていました。
さらに、アメリカの政治状況やメディアの偏向についても言及され、特にトランプ氏やマスク氏の行動がもたらす影響に対する意見が分かれていました。
全体として、マスク氏の財務省データアクセスに関する判決は、法治や透明性、利益相反の観点から多くの議論を呼び起こしており、今後の動向に注目が集まっていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
法治国家である以上、どんな大義や理由があろうと法律に従うのは当然。
金の使われ方を見ないで、税金の無駄遣いや詐欺を防ぐ対策を、どうやってとるんだ?
マスク氏とDOGEの介入によってプライバシーを失い、重要な資金源を失うことを恐れた。
トランプが選挙期間ずっと訴えてきたことだから、国民が選んだ以上やればいいんじゃないの。
経営者が税金の使途や経営に関する実データにアクセス出来ることは至極当然のこと。