JALとANAの2024年4―12月期の旅客収入が国際線・国内線ともに好調で、ANAは業績見通しを上方修正。JALも増収を達成するが見通しは据え置き。
要約すると2024年4―12月期における日本航空(JAL)と全日空(ANA)の旅客収入が、国際線及び国内線ともに好調を示している。
ANAホールディングス(HD)の国際線旅客収入は前年同期比9.0%増の6012億円に達し、4―12月期としては過去最高を記録した。
一方、日本航空(JAL)も同9.9%増の5186億円と、こちらも大きな成長を見せている。
国内線においても、ANAHDは7.7%増の5349億円、JALは2.7%増の4338億円と、いずれも堅調な伸びを見せている。
特に、ANAHDは9―12月期に「プロモーションを先行して実施し、需要を取り込んだ」とのことから、国内線の収入も急速に伸びてきた。
マーケティング戦略が功を奏し、ANAHDの9―12月期の座席利用率は77%に達し、これも過去最高となった。
ANAHDは旅客需要が引き続き拡大すると見込み、2025年3月期の業績見通しを上方修正。
売上高は前回公表比350億円増、営業利益は100億円増、経常利益は200億円増、当期利益も200億円増に引き上げた。
対照的に、JALは増収を達成したものの、目標の確実な達成を重視し、見通しは据え置いている。
これらの結果は、航空業界の回復基調を示すものであり、需要の回復が続く中、両社の今後の動向に注目が集まる。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/143c9dc9387c4723194593d202af5a2ca8cc3d03