アドビが「Acrobat AIアシスタント」の日本語版を提供開始。生成AIでPDF要約や音声コマンドに対応し、月額680円からのサブスクリプションで利用可能です。
この新機能は、Adobe Acrobatのデスクトップ版、Webアプリ、モバイルアプリ、ブラウザ拡張機能で利用可能で、別料金のサブスクリプションサービスとして提供されます。
月額料金は680円からで、モバイルアプリ版では音声コマンドにも対応しています。
Acrobat AIアシスタントは、長文のPDFやスキャンしたドキュメントを解析し、全体要約やセクションごとの要約を生成する「生成要約」機能を搭載しています。
要約された内容は電子メールやレポート、プレゼンテーションなどにフォーマットでき、コピー&ペーストや共有も簡単に行えます。
また、ユーザーの質問に対する回答には引用元が示されており、情報の正確性を確認することができます。
さらに、最大10ファイルを同時に処理できるため、複数のドキュメントにまたがる要約や差分チェックも可能です。
英語のドキュメントを日本語で要約する機能や、縦書きの文章にも対応している点も特徴です。
アドビは、複数の最適な大規模言語モデル(LLM)を統合し、ユーザーデータを用いたトレーニングを禁止することで、AIの倫理面にも配慮しています。
セキュリティに関しても、ドキュメントはサービス上に保存されず、ユーザーが提供したファイルのみが処理されるため、安全性が確保されています。
現在、校正機能は未対応ですが、文章のトーンや長さを調整する機能や、フィードバックを分析して変更提案を行う機能の開発が進められています。
料金プランは、月々プランが980円、年間プランが680円、学生版は220円と、利用者のニーズに応じた選択肢が用意されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3c278fbb0a9b5cae3ef8f7e026c315f49681f439