TONとLayerZeroの統合によるブロックチェーン相互運用性の向上

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TONがLayerZeroと統合し、EthereumやTronなど12のブロックチェーンと接続。流動性向上が期待される。

要約するとレイヤー1ブロックチェーン「オープンネットワーク(TON)」が、相互運用性プロトコル「レイヤーゼロ(LayerZero)」との統合を完了したことが、2023年2月12日に発表されました。

この統合によって、TONはEthereum(イーサリアム)、Tron(トロン)、Solana(ソラナ)を含む12のブロックチェーンと接続されることが予定されており、最終的には100以上のブロックチェーンとの接続を目指しています。

これにより、TONは主要な資産やエコシステムを直接拡張し、ユーザーや開発者に対して流動性を提供することが期待されています。

今回の統合には、Tether(テザー)、Ethena(エセナ)、Stargate(スターゲート)がパートナーとして参加しており、特にEthenaの50億ドル規模のステーブルコイン「USDe」がTON上で利用可能になることが注目されています。

また、Tetherのクロスチェーン対応ステーブルコイン「USDT0」は、TON、Tron、Ethereum、Arbitrum(アービトラム)間での転送が可能となります。

さらに、LayerZero上に構築されたトークンブリッジプラットフォームのStargateを通じて、ユーザーはこれらのトークンをTONとの間で移動させることができるようになります。

LayerZero自体は、100以上のブロックチェーンを接続するための相互運用プロトコルであり、開発者が複数のネットワークを横断して機能するアプリケーションを構築できるようにしています。

LayerZeroは、ステーブルコイン、オンチェーンレンディング市場、デジタルアイデンティティソリューションなど、さまざまな業界のブロックチェーンプロジェクトを支援しており、Ethena、PayPal(ペイパル)、Pudgy Penguins(パジーペンギン)などがその一例です。

ユーザーにとっては、LayerZeroとの統合によってマルチチェーン流動性の恩恵を受けられるほか、異なるブロックチェーンにロックされた資金が供給されることで、価格変動リスクや取引失敗の可能性が低減されるというメリットもあります。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/34c7635ff93495110704a24ca935c8f270379a00

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