日野自動車が2025年3月期に2200億円の赤字見通しを発表。認証不正問題が影響し、特別損失2300億円を計上。売上高は上方修正。
要約すると日野自動車は2025年3月期の連結純損益が2200億円の赤字になる見通しを発表しました。
この赤字は、23年3月期の1176億円を超え、過去最大となります。
原因は北米向けエンジンの認証不正問題であり、これに関連して2300億円の特別損失を計上せざるを得なくなりました。
これまでは赤字の見通しは未定でしたが、今回の発表で具体的な数字が示されました。
2024年3月期には170億円の黒字を見込んでいましたが、状況が一変しました。
特別損失には、米国当局への和解費用やカナダでの集団訴訟に関連する和解金60億円が含まれており、米国の調査は今も続いています。
日野自動車の最高財務責任者である中野靖氏は、損失の見積もりは「合理的と判断できる範囲で行った」と述べています。
また、オーストラリアでも訴訟に関する和解金の発生が予想されていますが、現在のところそれに関する損失処理は行われていません。
売上高については、25年3月期の予想を1兆6千億円から1兆6500億円に上方修正しました。
これは国内での大型トラックやトヨタ自動車向けの車両販売が好調で、値上げ効果も寄与しています。
中間決算では2195億円の赤字を計上し、前年同期は7600万円の黒字でした。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2eee3b92670646a7440e6f87685d8f92c213e209