高額療養費制度を利用した白内障手術が、自己負担8000円で受けられる実態を紹介。高齢者にとっての医療制度の重要性が浮き彫りに。
この制度により、患者は一定の上限額を超えた医療費を負担せずに済むため、多くの高齢者が恩恵を受けています。
ジャーナリストの小林一哉さんは、70歳を迎えた際に白内障手術を受け、その自己負担額がわずか8000円に抑えられた体験を報告しています。
彼はこの制度の「外来特例」を利用し、通常12万円かかる白内障手術が93%オフで受けられたことを紹介しています。
これにより、視力が大幅に改善し、快適な生活を手に入れることができたと述べています。
しかし、現在の高額療養費制度は、申請件数の増加に伴い、支給総額が膨張しているため、自己負担上限額の引き上げが議論されています。
厚生労働省は、これにより保険料が引き上げられる可能性があることを示唆しています。
実際、70代人口は約2800万人とされ、その中で白内障手術が必要な患者は1500万人程度いると推定されていますが、実際に手術を受ける人は年間100万人にも満たない現状です。
この理由は、多くの人が「高額療養の外来特例」を知らず、高額な手術費用を恐れているためと考えられます。
小林さんは、手術を考えている高齢者に対し、ぜひこの制度を利用して手術を受けることを勧めています。
高額療養費制度の存在を知り、医療サービスを適切に利用することが、より多くの高齢者にとって重要であると言えるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/18e125ab8a4e966d61a62fa06997610b57a090a2
高額療養費制度と白内障手術に関するコメントは、さまざまな視点からの意見が寄せられていました。
多くのコメントでは、高齢者医療の負担が現役世代に偏っていることへの懸念が示されており、制度の見直しが求められていました。
特に、70歳以上の高齢者の医療費が一律で安く抑えられていることに対して、不公平感を感じる声が多く見られました。
現役世代が税金や保険料を納めながら、高齢者の医療費が軽減される現状に対して、負担の公平性を求める意見が多かったです。
また、白内障手術の費用が安すぎるとの意見もあり、医師の技術や手術の質に対する懸念が示されていました。
手術が日帰りで行えることから、医療行為のコストが安く抑えられているとの指摘もあり、医療の質と経済性のバランスについての議論も行われていました。
全体として、高額療養費制度や白内障手術に関するコメントは、制度の持続可能性や公平性、医療の質に対する重要な視点を提供していました。
ネットコメントを一部抜粋
医療費に対して一律ではなくて、区分を設けても良いと思う。
視力が失われたら、人間は動けなくなります。
白内障の手術は特例で安くてもいいと思います。
高齢者を生かすために現役世代が苦しむ構図は改められないと。
医療過多を控えるような流れになると、老老介護や安楽死などの問題も少なくなっていくのではないのでしょうか。