哪吒汽車は経営難に直面し、販売不振や株式凍結、訴訟問題が続出。2024年には人員削減や給与カットが報じられ、厳しい状況が続いている。
合衆新能源汽車が展開するこのブランドは、従業員の削減や訴訟、株式凍結といったトラブルが続出し、経営環境は厳しさを増しています。
特に、1月7日には新たに2件の訴訟が提起され、売買契約や社内ガバナンスに関する紛争が明らかになりました。
これに加え、26件の株式凍結が記録されており、資金調達や経営活動に大きな影響を及ぼしています。
2024年には給与カットや最大70％の人員削減が報じられ、同社の苦境が一層深刻化しています。
販売面でも厳しい状況が続き、2022年には15万2073台を販売して新興メーカーの中でトップに立ったものの、2023年には前年比16％減の12.75万台に落ち込みました。
2024年の1～9月の販売台数も通期目標の28.63％にとどまるなど、業績は低迷しています。
特に、2022年下半期に投入した中高級車市場向けの新モデルが振るわず、戦略ミスが影響しているとされています。
財務面でも厳しく、2021年から2023年にかけて巨額の赤字を計上し、資産負債比率は86.28％に達しました。
これに対処するため、合衆新能源汽車はIPOを目指していますが、進展は見られず、今後の見通しは不透明です。
創業者は全社員に宛てた書簡で、改革とグローバル市場へのシフト、IPOの優先課題、2026年の黒字化を目指す目標を掲げていますが、実現には多くの課題が残されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/66c4f7db2a4072e68d2d89a5c655cec00ddc8596
コメントでは、哪吒汽車の経営危機に関する懸念が多く表明されていました。
特に、電気自動車（EV）の充電インフラが整備されていないことが問題視され、全国的に充電スタンドを増やすには多大な電力供給が必要であるとの意見がありました。
また、アメリカや中国の広大な土地においては、EVの需要が減少する可能性が指摘されていました。
これにより、EVの普及には多くの課題が残っているとの認識が広がっていました。
さらに、消費者が高額なEVを購入する際には、信頼性のある老舗メーカーや大手企業からの購入が優先されるとの意見があり、経営が不安定な企業からは購入したくないとの声が上がっていました。
スタートアップ企業は、将来性を期待されて株価を上げるか、独自技術を開発して買収されるか、倒産するかの厳しい選択を迫られる状況にあることも指摘されていました。
加えて、消費者がEVに対してコストや利便性の面でメリットを感じていないことが明らかになり、長距離移動や寒冷地における問題も強調されていました。
全体として、哪吒汽車の経営危機は、充電インフラの未整備や競争の激化、消費者の期待に応えられない状況が影響しているとの意見が多く見られました。
ネットコメントを一部抜粋
一般家庭では40アンペアの電力線が引き込まれているが充電スタンドは一台で100〜200アンペアが必要。
結局、生き残れるのは昔から自動車作って来た老舗か、大手のバックボーンがあるメーカーだけ。
アメリカの広大な土地にＥＶだと東西横断も不可能で、充電インフラを整えるのは多額の資金が必要。
国産でもEV車は買いません、特化した日産がそのため倒産寸前です。
結局消費者もコストがかかりすぎるし長距離や寒冷地には向かないから買うメリットが全くない。