昨年、中国を除く世界のEV販売増加率が過去最低を記録。欧州と北米の販売低迷が影響する中、中国は39.7%の成長を遂げ、世界市場の65.9%を占める。
エネルギー市場調査会社「SNEリサーチ」によると、2022年のEV登録台数は約601万台で、前年比6.1%の増加にとどまった。
これは、かつての最低成長率である2019年の17.5%増から大幅に低下した結果であり、初めて一桁の成長率に落ち込んだ。
特に欧州と北米での販売低迷が影響しており、欧州では約310万台が登録され、前年比1%減少した。
北米では10.1%の増加にとどまり、前年の49.1%から大幅に減少した。
これらの地域では、充電インフラの不足や内燃機関車との価格競争力の低下が要因とされている。
一方、中国のEV市場は好調で、昨年1162万台が新規登録され、前年比39.7%の増加を記録した。
中国市場は全世界のEV市場の65.9%を占め、政府の補助金や充実した充電インフラがその成長を支えている。
国際エネルギー機関(IAEA)のデータによれば、中国国内の公共急速充電器は120万台に達し、これは全世界の85%を占める。
中国のEV市場は今後も独走を続ける可能性が高い。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/78b092913079579aa2feb9065cb49d5e705888db
コメントでは、中国が世界のEV市場で圧倒的な成長を遂げている一方で、他の地域、特に欧州や東南アジアでは販売が低迷しているという意見が多く見られました。
特に、欧州がEVの補助金を撤廃した後、販売が急激に落ち込んだことが指摘され、中国では手厚い補助金や優遇税制が影響しているとされました。
また、中国のEVメーカーが技術提供を行うことで、他国のメーカーが競争力を失っているとの声もありました。
さらに、EVの製造過程での温室効果ガスの排出や、使用後のバッテリー処理問題など、環境への影響を懸念するコメントもあり、EVが本当に環境に優しいのか疑問視されていました。
加えて、中国のEV市場が今後も成長を続けるのか、あるいは頭打ちになるのかは不透明であり、国の政策や経済状況が影響するとの見方もありました。
全体として、中国のEV市場の独走と他地域の低迷、さらにはEVの環境への影響に関する懸念が強調されていました。