大分県の日田林工高の生徒たちが、障害のある女子中学生のためにパラスポーツ用のこん棒を製作し、競技の普及に貢献する取り組みを行いました。
要約すると大分県日田市の日田林工高の生徒5人が、障害のある女子中学生のためにパラスポーツ「こん棒投げ」の競技用こん棒を製作しました。
この取り組みは、障害を持つ生徒が「やってみたい」と相談したことから始まり、県障がい者スポーツ協会が日田林工高に製作を依頼しました。
国内ではこん棒の製造販売がほとんど行われておらず、競技自体もあまり普及していないため、関係者はこの活動がパラスポーツの発展に寄与すると期待しています。
こん棒投げはパラリンピックの投てき種目で、車いすや台に座った選手が片手でこん棒を握り、飛距離を競います。
製作されたこん棒は、長さ35~39センチ、重さ397グラムという規定を満たしており、5人の生徒は旋盤などの機械を使ってナラの木から6本のこん棒を作り上げました。
機械科2年生の梅木朔磨さんは、製作過程で規定の数値内に収めることが難しかったと語り、競技の普及に役立つことを願っています。
こん棒を受け取った競技協会の久多良木隆幸会長は、国内の選手が少なく、触れる機会が限られている現状を踏まえ、体験会などでこの競技の魅力を広めたいと感謝の意を示しました。
このような活動は、障害者スポーツの認知度向上や競技人口の増加に寄与することが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2345f552d9d22129deac3d3166cfca83ace4e369