ThunderbirdがQRコードでアカウント設定をモバイル版にエクスポート可能に。セキュリティ修正も行われ、アップデートが推奨されています。
要約するとオープンソースのメールソフト「Thunderbird」が2023年10月29日にバージョン128.4.0esrをリリースしました。
このアップデートでは、QRコードを使用してデスクトップ版のアカウント設定をモバイル版「Thunderbird」へエクスポートする新機能が追加されました。
これにより、すでにデスクトップ版をセットアップしているユーザーは、モバイル版の設定がより簡単に行えるようになります。
モバイル版は現在ベータテスト中ですが、この機能により利用者の利便性が向上することが期待されています。
その他の変更点としては、OpenPGP暗号化メッセージに対し、暗号化されていないメッセージを返信できない問題や、アップデート後に言語パックのバージョンが更新されるまで再起動が必要な問題が修正されました。
また、セキュリティ関連の修正も行われており、合計10件の脆弱性が修正されています。
これらの中には、深刻度が「High」のものが2件、「Moderate」が5件、「Low」が3件含まれています。
Thunderbirdは初期状態でスクリプトが無効化されているため、Firefoxに比べて影響は少ないとされていますが、ユーザーには早めのアップデートが推奨されています。
ThunderbirdはWindows、Mac、Linuxに対応しており、公式サイトやMicrosoft Storeからダウンロード可能です。
すでに使用しているユーザーは、メインメニューの［ヘルプ］からバージョン情報を確認し、手動でアップデートすることができます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/8d9c75539906788a7bc58d624d22647442b20e21