北海道の鈴木知事がNUMOに対し、放射性廃棄物処分場説明会の質疑応答の早期公開を要請しました。公開は寿都町分のみで、NUMOは作業中としています。
知事は19日の説明会で、「NUMOは速やかにホームページで公開すると説明していたが、最初の1回目以降はまだ公開されていない。
早くしてください」と述べ、早期の情報公開を求めました。
この説明会は、昨年11月30日に寿都町で始まり、今年2月18日までに道内の15市町村で19回開催されていますが、現在までに公開されているのは寿都町の1会場分のみです。
NUMOの広報担当者は取材に対し、「できるだけ早い公開に向けて作業中だが、具体的な時期はまだ分からない」とのコメントを出しています。
寿都町での説明会では、書面による質問や意見が44件寄せられ、そのうち重複を除いた33件分の回答が今月10日に公式ホームページに掲載されました。
また、NUMOは今月19日で終了予定だった報告書の縦覧期間について、参加者から1800件以上の質問や意見が寄せられたことを受け、意見を踏まえた回答が必要であるとして、縦覧期間と意見書の提出期限を法律に基づき1カ月程度延長すると発表しました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/55d5cd716ddb2071183d6495ca677539f6dc2e1d
北海道知事がNUMOに対して放射性廃棄物処分場の説明会に関する早期回答を求めたことに対し、ネットのコメントでは様々な意見が寄せられました。
多くのコメントでは、知事の発言や行動に対する疑念が表明され、特に条例で高レベル廃棄物処分場の建設が禁止されている中での知事の態度に不安を感じる声がありました。
具体的には、「どんな質問が出ても受け入れはしない」との結論が変わらない中で、知事が質問内容の公開を求める理由が理解できないという意見がありました。
また、知事が自らの出世を優先しているのではないかとの懸念もあり、道民の声を十分に聴いていないとの指摘もありました。
さらに、質問に対する回答を丁寧に行う必要があるとの意見もありましたが、実際には質問に対する回答が寿都のみであったり、延長が1ヶ月であることに疑問を持つコメントも見られました。
原発の廃棄物処理に関しては、国の責任であるとの意見があり、地下処分の必要性が強調されました。
このように、知事の対応に対する批判や懸念が多く見受けられ、道民の意見を反映した判断が求められるとの声が強くなっていました。