北朝鮮は、オーストラリアが米国から原子力潜水艦を導入する計画に反発し、「核のこん棒は通用しない」と警告。AUKUSによる新たな核同盟の形成を懸念している。
要約するとオーストラリアが2030年代初頭までに米国から原子力潜水艦3隻を購入する計画を発表したことに対し、北朝鮮は強い反発を示した。
朝鮮中央通信は20日、「アジア太平洋地域で米国の核のこん棒は絶対に通用しない」との論評を発表し、オーストラリアの原潜導入を「単純な金銭取引ではなく、米国を主軸とする核同盟の本格的な稼働」と位置付けて批判した。
北朝鮮は、米英豪の安全保障枠組み「AUKUS」による原子力潜水艦の供与が、地域の政治・軍事環境を不安定化させる危険な動きであると警告している。
また、韓米日の核同盟に加えてAUKUSが形成されることで、米国がアジア太平洋地域における「敵」に対する核の包囲網を多層的に構築することになると指摘している。
北朝鮮は、トランプ政権以降、米国の対北朝鮮政策を厳しく非難し、核武力の強化を続ける立場を一貫して強調している。
このような背景から、北朝鮮はオーストラリアの原潜導入に対して強い警戒感を示し、米国の影響力を批判する姿勢を崩さない。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ed218e0e28da7942e381d86b790c8faf5cac0ac7