欧州中央銀行が分散型台帳技術を用いた法定通貨決済システムの開発を発表。金融市場の効率性向上を目指す。
要約すると欧州中央銀行(ECB)は、分散型台帳技術(DLT)を用いた取引の法定通貨決済システムの開発に着手することを発表しました。
この取り組みは、ブロックチェーンや暗号資産に関連する機能を強化するためのもので、ECBは2段階のアプローチを計画しています。
まず、既存の決済システム「ターゲット」と連携したシステムを構築し、欧州全域での現金や証券、担保の流動性を確保することを目指しています。
次に、DLTを基盤とした取引の法定通貨決済を可能にする、より統合的な方法の模索が進められます。
この新しいシステムには外国為替決済も含まれ、ECBはイノベーションを通じて欧州金融市場の効率性を向上させることを目指しています。
ピエロ・チポッローネ理事は、これが金融市場における重要な貢献であると述べており、ECBは2023年からデジタル通貨技術の検討を進めてきました。
今回の構想は、金融市場関係者に対して分散型台帳技術プラットフォームにおけるホールセール金融取引を中央銀行通貨で決済することを促す予備的作業に基づいています。
具体的な計画のスケジュールについては、後日発表される予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/cb194a195e27221ba1595a3e7079626d131ec9be