クロスチェーンブリッジ「TOKI」がイーサリアムとBNBチェーン間での初のIBC接続を実現し、ベータメインネットとしての稼働を開始しました。TOKIポイントプログラムも導入され、ユーザーの貢献に応じてトークンが付与されます。
この発表は、2023年2月19日にTOKIの公式SNSで行われました。
これにより、両チェーン間でのクロスチェーン取引が可能になり、今後はOptimism、Base、Arbitrum、ZK-rollups、Avalanche、Polygon、Solanaなど、他のチェーンへの拡張も計画されています。
TOKIは、コスモスエコシステムのブロックチェーン間通信(IBC)を採用し、TEE(Trusted Execution Environment)やゼロ知識証明(zkp)といったセキュリティモデルを組み合わせることで、セキュリティを維持しつつコスト効率の向上を図りました。
従来のトークンブリッジとは異なり、TOKIでは第三者への信頼が不要で、アプリケーション間の接続を重視した設計がなされています。
また、TOKIポイントプログラムも開始され、ユーザーの貢献に応じてTOKIトークンが付与される仕組みが導入されています。
このプログラムは、複数のシーズンに分かれており、プロトコルインタラクションやテストネット参加などで得られるポイントがトークンに変換されます。
TOKIの総供給量は10億TOKIで、シーズン1では500万TOKIの配布が決定しています。
さらに、TOKIは三菱UFJ信託銀行やDatachainと連携し、マルチチェーンで展開されるステーブルコインのクロスチェーン取引を可能にするインフラ構築を進めています。
これにより、さまざまなパブリックブロックチェーン上でのステーブルコインの発行と流通が見込まれています。
IBCはコスモスエコシステム内のプロジェクトによって策定された標準仕様であり、TEEは安全な実行環境を確保する技術です。
ゼロ知識証明は、主張が正しいことを証明するための暗号プロトコルです。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/27a1e9743eaf75ed7745a1cc1cb323b6d999fbb7