球磨焼酎、海外市場進出の新たな展開

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球磨焼酎が海外市場進出を強化。昨年スイスでの試飲会では好評を得て、販路拡大を目指す。地域の特性を活かしたPRも計画中。

要約すると熊本県人吉・球磨地域の27の蔵元が手がける球磨焼酎が、海外市場への展開を本格化させています。

昨年11月にはスイスで試飲会が開催され、多くの参加者が球磨焼酎の多彩な味わいやコクを楽しみました。

深野酒造の社長、深野誠一氏は、球磨焼酎が現地の食事とのペアリングやカクテルの割り材に適していると語り、手応えを感じたと述べています。

この試飲会は、肥後銀行系のシンクタンクである地方経済総合研究所が企画したもので、2020年から球磨焼酎の海外展開支援を強化してきました。

国内では人口減少や若年層の酒離れが影響し、アルコール需要が減少しているため、球磨焼酎の販路拡大が急務となっています。

また、2020年の熊本豪雨で複数の蔵が被災したこともあり、地域の産業振興の観点からも海外進出が求められています。

しかし、日本酒に比べて焼酎の海外展開は遅れており、2024年の日本酒の輸出額が434億6900万円であるのに対し、焼酎は17億2100万円にとどまっています。

深野酒造は10年以上前から輸出に取り組んでおり、現在の売上の約2割を海外が占めています。

今後は欧州への販路拡大を目指し、地方経済総合研究所も海外向けのPRを強化する方針です。

古田千智研究員は、米の香りを日本らしいアピール材料として活用し、27の蔵元が集まる地域の豊かさを一緒に売り出していきたいと述べています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b37e86952aca2ebd96bab909be6d06a15ab71e46

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