生理痛による入試欠席者も追試験対象に。女子大学生が理解促進の取り組みを進め、制度の周知が課題に。
この制度はすでに各都道府県で運用されているものの、実際にこの情報を知っている女子生徒は1割未満というアンケート結果が示されています。
生理痛は個人によっては立っていることも困難なほどの痛みを伴うため、理解が進まない現状が問題視されています。
このような背景から、女子大学生たちが主体となり、生理痛の理解を広める取り組みが始まっています。
特に、仙台市の東北工業大学では、生理痛を疑似体験できる装置「ピリオノイド」を使用した研修が行われました。
この装置は、参加者に電流を流すことで生理痛を体感させるもので、参加者はその痛みに驚き、想像以上の辛さを実感しました。
研修には教員や学生が参加し、学長も体験。
彼は「強になると差し込むような痛みがあり、職場においても影響が出る」と語り、体験によって生理痛への理解が深まったことを強調しました。
このような研修を通じて、つらいことを言いやすい環境を作り、生理痛への理解を深めることが狙いです。
男子大学生や男性教員もこの体験を通じて、生理痛の重さを理解し、職場での雰囲気作りに生かす意欲を示しました。
さらに、大学は今後、生理痛に悩む女性職員や女子大学生のための制度作りを進める方針です。
また、入学試験においても、2024年から生理による体調不良を追試験の対象とすることが明示されており、制度の周知が急務となっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3f69b4a3bfb6aec3c717f4fbc80a59cbb00d5f11
コメントでは、生理痛が受験に与える影響や、入試制度の改善が必要だという意見が多く見受けられました。
特に、追試験の難易度が本試験よりも高くなる場合が多いことから、体調不良で受験できなかった場合の不利益について懸念が示されていました。
多くのコメントが、受験生が安心して受験できる環境を整えるべきだと訴えており、女性だけでなく男性にも生理痛の理解を深める機会が必要だという声がありました。
また、婦人科への受診を促す意見や、ピルの利用についての情報提供の重要性が強調されていました。
生理痛に苦しむ女性たちが、受験や日常生活においてどれほどの困難を抱えているかを理解してもらうことが、今後の社会において重要であるとされました。
さらに、入試制度そのものに対する疑問や改善策を求める意見もあり、受験生が公平な条件で挑むことができるような制度改革が望まれていることが伝わりました。
ネットコメントを一部抜粋
男性だけでなく、生理痛のない女性にも生理痛がどれだけの痛みなのか知って貰う機会があるといいなと思います。
大学の共通テストは、追試験のほうがかなり難易度が高いので、できれば避けたい。
生理の事を知らない方が多すぎますね。
痛み止めを飲んでも立ってられないほど辛い、休む程の生理痛が毎月あるなら、若くても一度婦人科にかかってみるといいと思う。
追試になった分、他の人より余計に勉強する時間が増えるとか、試験問題の流出など、平等性はどうなのでしょう?