多賀城跡の魅力を発信する仮想博物館がオープン。アバターで散策し、地域活性化を目指す取り組みが進行中。
要約すると宮城県多賀城市にある古代の政治・軍事の中心地「多賀城」の魅力を発信する博物館が、インターネット上の仮想空間(メタバース)にオープンしました。
この博物館は、櫛田洋一さんが独学で習得した技術を駆使して設立したもので、利用者はアバターを通じて多賀城跡を散策することができます。
博物館の名前は「ミュージアム of T’s」で、サイトの閲覧は無料です。
利用者はパソコンやスマートフォンを使ってアバターを操作し、実際の博物館のように展示室に進入することが可能です。
展示室では、政務や儀式が行われたとされる「政庁跡」の写真や模型が展示されており、さらに模型の横にある扉を通じて史跡に入り込むこともできます。
2024年には創建1300年を迎える「南門」の復元も行われ、より一層の魅力を加えています。
また、館内には多賀城跡地に整備されたアヤメ園や市内の景勝地「末の松山」の展示もあり、今後の展示内容の充実が計画されています。
櫛田さんは地域活動の支援に従事しながら、メタバース技術を活用した事業化を進めており、2023年には市民がアバターを通じて深谷晃祐市長と交流するイベントも開催しました。
このイベントでは、現実ではできないたき火を囲んでの懇談が行われ、参加者から好評を得ました。
櫛田さんは今後、メタバース空間で音楽ライブやワークショップ、市民の作品展などを開催し、地域の魅力を発信しつつ、実際に多賀城を訪れるきっかけにしたいと意気込んでいます。
サイトはhttps://lit.link/player4でアクセス可能です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/32d29d401cc13e9c9822b21d3c6d1c5dd0031d65