首里城の火災から5年、消火訓練が行われ「水幕防御システム」を活用し延焼防止を確認。
要約すると2023年10月31日、首里城の大規模火災から5年を迎え、那覇市で消火訓練が行われました。
この訓練は、令和8年秋の完成を目指して再建中の正殿を対象に、火災の教訓を生かすことを目的としています。
訓練では、初期消火の手順を確認するだけでなく、延焼を防ぐために「水幕防御システム」を導入し、水のカーテンを作る実演も行われました。
訓練は午前6時に始まり、仮設の建物「素屋根」の2階からの出火を想定。
非常ベルが鳴る中、自衛消防隊が初期消火に取り組み、通報を受けた市消防局の隊員が速やかに放水しました。
正殿前では、水幕防御システムにより、勢いよく噴射された水が大きなカーテンを形成し、延焼を防ぐ役割を果たしました。
首里城は令和元年10月31日未明に発火し、発見の遅れとスプリンクラーの不備が重なり、約11時間の鎮火作業を要し、正殿を含む7棟が全焼する結果となりました。
この火災は、初期消火体制の脆弱さを浮き彫りにしました。
内閣府沖縄総合事務局の高橋涼所長は、復元工事が進む中で、建物内の状況も変わっていくため、工事の進捗に合わせた訓練を継続していく意向を示しました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2494ffa20427964aa73fffe01ea23e479a260dcd