デトロイト・タイガースがオープン戦から積極的な走塁を実践。選手たちは挑戦を恐れず、チームのアイデンティティを強化する意向を示している。
特に、23日に行われたヤンキースとのオープン戦では、外野手のジャメイ・ジョーンズが本塁へ突入する大胆なプレーを見せた。
左翼手がボールを見失った瞬間、ジョーンズは三塁へとスタートし、三塁コーチのジョーイ・コーラの指示で本塁を目指したが、惜しくもアウトになった。
ジョーンズはこの挑戦について、「コーチがホームに送ったことに驚いたが、嫌じゃない。
挑戦しないと自分が何ができるかわからない」と語り、積極的な走塁の重要性を強調した。
タイガースは昨季の終盤に好成績を収めた要因の一つとして、この大胆な走塁を挙げており、コーラ三塁コーチは「テンポを上げ、チャンスがあれば次の塁を狙え」と選手たちに奨励している。
ライリー・グリーン外野手も、積極的な走塁がチーム全体の士気を高めると述べ、シーズンを通じてこのスタイルを貫きたい意向を示している。
さらに、若手選手の脚力を活かすことで、パワー不足を補う狙いもある。
ヤンキースから移籍したグレーバー・トーレス内野手は、コーラから「たくさん走る準備をしておけ」と言われたことを明かし、スプリングトレーニングがその意識を根付かせる重要な時期であることを示唆している。
監督のAJ・ヒンチは、「アウトになるかどうかは気にしない。
それよりも、これが俺たちの野球だというアイデンティティを再認識させることが大切だ」と述べ、積極的な走塁をチームの特徴として強調した。
タイガースは昨季、全体26位の76盗塁に終わったが、新たなシーズンに向けて走塁を強化する意向を示している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4f889ae00e235f353691021d9c0e1cb5b12a3ac9