韓国銀行、成長率見通しを1.5%に下方修正

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韓国銀行は2023年のGDP成長率見通しを1.5%に下方修正。政治の不確実性や関税引き上げの影響が要因。来年は1.8%を据え置き。

要約すると韓国銀行は、25日に発表した経済展望において、2023年の実質国内総生産(GDP)の成長率見通しを1.9%から1.5%に下方修正した。

この見通しの引き下げは、2022年11月以来の大幅な修正であり、韓銀はこれまでに成長率見通しを何度も下げてきた。

具体的には、昨年11月には1.9%、今年11月には2.3%と予測していたが、今回の見通しは経済協力開発機構(OECD)や国際通貨基金(IMF)、韓国政府の予測よりも低い数字となった。

韓銀は、政治の不確実性やトランプ米大統領による関税引き上げの影響、さらには補正予算の早期執行が失敗に終わったことを主な要因として挙げている。

特に、昨年12月の尹錫悦大統領による「非常戒厳」宣言が経済に与えた影響は大きく、成長率見通しを0.2ポイント引き下げる要因となった。

李昌鏞総裁は、経済成長率を0.2ポイント引き上げるためには15兆~20兆ウォン(約1兆5700億~2兆1000億円)の補正予算が必要だと強調しているが、与野党間の議論は進んでいない状況である。

また、来年の成長率見通しは1.8%に据え置かれ、今年と来年の消費者物価上昇率見通しもそれぞれ1.9%で据え置かれた。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7d25d255e2cb30dcb1d54746ba0dd5d1ae125a68

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