愛知県のアサリ漁獲量が30年で約8分の1に減少。水質浄化によるプランクトン不足が影響と専門家が指摘。
全国一の漁獲量を誇る愛知県では、1989年には約2万3118トンの漁獲量がありましたが、2022年にはわずか3001トンにまで落ち込んでおり、約8分の1に減少しています。
この減少の主な原因として、愛知県水産試験場の澤田知希主任研究員は「水質の浄化が進んだことで、プランクトンなどのエサが不足し、アサリが生息する環境が悪化した」と指摘しています。
プランクトンは海の栄養源であり、これが不足することでアサリの生息数が減少していると考えられています。
また、2025年の漁獲高についても、アサリの稚貝を三河湾から移す際に台風の影響で海水の酸素量が低下し、大量の稚貝が死んでしまったため、予定よりも放流量が減少する見込みです。
これにより、今後の漁獲量も少なくなると予想されています。
このような状況は、愛知県の漁業にとって深刻な問題であり、持続可能な漁業管理や水質改善の取り組みが求められています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c6fb624e2d9b50264d455603e504421b1a3d2eb0
愛知県のアサリ漁獲量が激減した原因について、ネット上では多くの意見が交わされました。
コメントの中で特に目立ったのは、海水が過度に綺麗になったことがアサリの減少に繋がっているという意見でした。
多くの人が、幼少期と比べて海中の様子が大きく変わったと感じており、特に河川からの栄養素が減少したことが影響していると指摘されました。
過去には、山から川を通じて海に流れ込んでいた栄養素が、植林や川の整備によって阻害されているとの意見もありました。
さらに、漁獲量の減少は単に取りすぎに起因するという意見もあり、国全体で資源保全を真剣に考えるべきだという声が上がりました。
環境保護の観点からも、過度の浄化が逆に生態系に悪影響を及ぼしているとの見解があり、専門家に対する疑問の声もあったのが印象的でした。
現在の状況を改善するためには、河川の水質を改善し、自然な循環を取り戻す必要があるとの意見が多く見られました。
全体として、アサリの減少は多面的な要因によるものであり、今後の対策が急務だという共通の認識があったようです。
ネットコメントを一部抜粋
海水が綺麗になり過ぎたのが原因だと思う。
水が綺麗になりすぎたってのも近代では正解なのだが。
単純に取りすぎってのもあると思うんですよね。
水質浄化の影響が大きいと思う。
過度の環境保護の結果だと思う。