兵庫維新の会の情報漏洩問題が波紋を呼ぶ中、議員たちの「モラル信任効果」が浮き彫りに。反省の色が見えない会見内容とは？
要約すると兵庫県の日本維新の会に所属する県議3人が、情報漏洩に関する記者会見を行い、その内容が大きな波紋を呼んでいる。
彼らは、NHKから国民を守る党の立花孝志氏に対して、真偽不明の情報や非公開の音声データを提供したとして問題視されている。
初めは「大きな違法行為はない」としていた維新の会だが、当事者の行動が批判を招いたため、最終的には厳正な処分を決定。
2名の議員には除名処分と離党勧告が下されたが、彼らは辞職せずに無所属で活動を続ける意向を示している。
この騒動の背景には、臨床心理士の岡村美奈氏による「モラル信任効果」の分析がある。
この概念は、社会的に意義のある活動を行っていると感じる人が、少々の非倫理的行動を許されると考える心理的バイアスを指す。
会見では、謝罪はあったものの、3人とも自らの正当性を主張し続け、反省の色は見えなかった。
特に岸口実氏は「軽率だった」と認めつつも、立花氏に渡した情報の影響を考慮していなかった。
結果として、立花氏は情報を拡散し、誹謗中傷を受けた竹内英明氏が議員辞職後に亡くなるという事態に至った。
この一連の出来事は、政治家の倫理観や情報管理の重要性を再認識させるものであり、今後の政治活動における信頼性の根本的な問題を浮き彫りにしている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/03948c3ab16c16e47871ebe5feb67a10f8b7025f