JR北海道は花咲線の列車を削減し、早朝と深夜の4本を廃止。最東端の駅も変わり、バス利用を推奨しています。
この改正では、早朝と深夜の時間帯に運行されている4本の列車が廃止されることが決定され、現在の8往復から6往復に減少します。
特に注目すべきは、下りの釧路5時35分発の快速「はなさき」根室行きが廃止される点です。
この列車は、札幌〜釧路間の夜行特急「まりも」に接続していたため、その廃止は多くの利用者に影響を与えることが予想されます。
実際、「まりも」が2008年に廃止された後も「はなさき」は存続していましたが、ついにその歴史が幕を閉じることになります。
また、上りの根室5時31分発の普通列車も廃止されるため、JR北海道は並行して運行されている都市間バスの特急「ねむろ号」を利用するよう利用者に案内しています。
さらに、利用者が少ない東根室駅は3月14日に廃止され、その後は隣接する根室駅が日本最東端の駅となります。
加えて、花咲線と釧網本線では、エゾシカとの衝突事故を防ぐため、午後の列車については通年で減速運転を続けるとのことです。
高校生からの要望を受けて、釧路18時59分発の根室行きと18時54分発の川湯温泉行きの列車は、19時台に繰り下げられることになりました。
これらの変更は、地域の交通状況に大きな影響を及ぼすことが予想されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/396b131688f598b2b6a0124c77fbee5fcf5359e0
JR北海道が花咲線の列車削減を発表したことに対するコメントは、さまざまな観点からの意見が寄せられました。
多くの利用者が、釧路から根室へ向かう列車の美しい景色や思い出深い体験を振り返り、特に別寒辺牛湿原や落石岬の景色の素晴らしさを称賛しました。
しかし、同時に経営の厳しさや人口減少の影響を受けている現状についても触れられ、列車の減便は仕方がないとの意見もありました。
特に、早朝や深夜の便はほとんど利用されていないため、経費削減の観点からも減便が避けられないとの見解が多く見受けられました。
また、利用者からは、鉄道とバスの共存や、公共交通全体の集約化が必要であるとの意見もありました。
鉄道の存続意義が問われる中で、利用者が少ない現状を受け入れざるを得ないという切実な思いが伝わってきました。
全体として、花咲線の列車削減は悲しみとともに、今後の交通手段の見直しが必要であるという意識を呼び起こす結果となっていました。
ネットコメントを一部抜粋
釧路から根室行きの一番列車に乗ると、別寒辺牛湿原の美しい景色が広がります。
国鉄末期の記憶が濃厚で、当時の急行列車は需要があったことを思い出しました。
JR北海道も減便を望んでいるわけではないと思いますが、仕方がない現実です。
列車が減る中でも、線路は必要なので、廃止前提で延命するのは難しいと思いました。
公共交通機関として、鉄道とバスの共存を考えるべきだと感じました。