高校無償化が2023年4月から実施されるが、都市部と地方での影響が異なるとの専門家の見解。無償化の課題や教育の質への影響が懸念される。
この政策は子育て世帯にとっては嬉しいニュースですが、専門家の意見にはいくつかの課題が指摘されています。
日本大学危機管理学部の教授である西田亮介氏は、無償化が都市部と地方で異なる影響を及ぼす可能性について考察しました。
特に、都市部では私立学校の人気が高まり、私立校への進学が経済的にお得になる一方、地方では公立学校が上位校となるケースが多く、私立の人気が急激に上がることはないと指摘しています。
西田氏は、無償化が公立学校の教育を支える基本であるべきだとし、私立学校の独自性が失われる可能性について懸念を示しました。
また、無償化に伴う予算が公立学校の設備投資や人件費の改善に向けられない場合、教育の質が低下する恐れもあると警告しています。
今回の合意に関連する課題については、引き続き検討が必要であるとし、具体的な対応が求められるとの見解を示しました。
無償化政策の実施が、教育の質と公平性をどう保つかが今後の重要なポイントとなるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/41216ca23873d0e372a027320650cf090665a31d
西田亮介氏の高校無償化に関する見解に対するコメントは非常に多様で、特に無償化の影響を受ける層や地域による教育環境の違いが強調されました。
多くの意見が寄せられた中で、私立高校の無償化に対する賛否が分かれ、特に都市部と地方の違いについての指摘が目立ちました。
例えば、都市部では私立高校が人気を集める一方で、地方では公立高校が主流であり、無償化がどのように影響するかに関する懸念が示されていました。
また、無償化が教育の質に与える影響についても意見が分かれました。
一部のコメントでは、無償化が進むことで公立高校の質が低下する可能性や、私立高校に通う生徒が優遇されることへの懸念が表明されました。
さらに、税金の使い方についても疑問が呈され、国の税金が私立高校の運営に使われることに対する反発がありました。
教育の機会が広がることは歓迎される一方で、無償化政策が本当に必要な層に届くのか、またその結果として教育の質がどうなるのかという点が、多くのコメントで取り上げられました。
特に、経済的に厳しい家庭の子供たちが私立に流れることで、実業高校などの重要な役割が失われるのではないかという懸念も見られました。
このように、無償化に関する議論は多岐にわたり、今後の政策に対する期待と不安が交錯しています。
ネットコメントを一部抜粋
中国は人口が多く競争社会で、小学生でも毎日21時まで勉強しないと終わらない程の大量の宿題を出されるらしい。
一応、私立高校も特待入試を設定して、公立進学高の受け皿にはなっており難関大学へチャレンジするコースもあり、少なからず難関大学の合格者もいますが。
普通科よりも、むしろ実業高校を支援してほしい。
受験勉強は早めにやったほうがいい。
受験勉強も慣れが必要だ。
公立は年間授業料12万円だけでは到底運営できず、生徒一人当たり110万円ほどかかっており、授業料以外全て税金で負担されています。