函館市の老舗イカ塩辛、伝統と新たな挑戦で魅力を発信

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函館市の小田島水産食品が伝統の木だる製法でイカの塩辛を作り続け、新たな挑戦として「塩辛BAR」をオープン。観光客に好評を得ている。

要約すると北海道函館市にある小田島水産食品は、創業100年以上の歴史を持つ水産加工会社で、伝統的な木だる製法を用いてイカの塩辛を製造しています。

この製法は、木だるに長年すみついた微生物がイカの塩辛にまろやかさを与えるため、プラスチック容器が主流となる中でもこだわりを持って続けられています。

社長の小田島隆さんは、「木だるだからこそのうまみや風味を守りたい」と語り、毎日突き棒でかき混ぜながら1週間かけて発酵させる工程を大切にしています。

しかし、近年はスルメイカの不漁が深刻で、函館市の水産物地方卸売市場における生鮮スルメイカの取扱量は、2008年度の8924トンから2023年度には317トンにまで減少しました。

そんな厳しい状況の中でも、隆さんは「イカを楽しみに函館に来てくれる人が多いから」と、イカの塩辛一筋を貫いています。

さらに、息子の章喜さんは2022年に直売所に「塩辛BAR(バル)」をオープンし、塩辛を使ったオリジナル料理や地酒を楽しむ場を提供しています。

約10種類の塩辛の食べ比べもでき、観光客からは「口当たりがまろやかで本当においしい」と好評を得ています。

章喜さんは「新たな取り組みを通じ、さらにファンを増やしていきたい」と意気込みを見せており、伝統を守りながらも新しい挑戦を続ける姿勢が、多くの人々に支持されています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/adca36195421292ed9b03a3bcf0b930e5493d4c2

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