韓国の拉致被害者団体が北朝鮮に向けてビラを散布する計画を発表。住民の申し立ては棄却され、表現の自由が尊重される形に。
要約すると韓国の拉致被害者家族団体「拉北者家族会」は、南北軍事境界線に近い臨津閣で、8日から来月2日まで集会を開くことを発表しました。
この集会では、拉致問題の解決を求めるビラを散布する予定です。
団体の代表である崔成龍(チェ・ソンリョン)氏は、政府や国民に訴えるのではなく、自ら行動を起こすことが重要だと強調し、北朝鮮に向けて516人の拉致被害者リストを飛ばす意向を示しています。
先月、議政府地裁高陽支部は、野党「新しい未来民主党」の代表と近隣住民が申し立てたビラ散布の中止を求める仮処分を退けました。
この判断は、北朝鮮の武力挑発の危険があるからといった理由で、表現の自由を制限することの危険性を指摘したものです。
拉北者家族会は、政府の対応を待つことなく、自らの行動で拉致問題を訴え続ける姿勢を示しており、今後の動きが注目されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f084133a52befe20f3c61273711bbeba7727ee15