EUは「ヨーロッパ再軍備計画」に合意したが、ウクライナ支援に関してハンガリーが反対し合意は26カ国に留まった。
この計画は、最大8000億ユーロ(約125兆円)規模で、各国の国防費の増額や防空システム、ミサイルなどの軍事産業への投資を促進し、ウクライナを含むヨーロッパの安全保障を強化することを目的としています。
欧州委員会のフォンデライエン委員長は、現在の脅威に対処するために必要な軍事能力をヨーロッパに与えることが重要であると強調しました。
しかし、ウクライナへの防空システムや弾薬、ミサイルの提供、さらに年間約300億ユーロ(約5兆円)の財政支援を含む「ウクライナ支援」については、ハンガリーが反対したため、合意は26カ国にとどまりました。
この反対は、ハンガリーの国内事情や対ロシア政策に関連していると考えられ、EU内での意見の不一致を浮き彫りにしています。
今回の合意は、ヨーロッパの安全保障を強化するための重要なステップですが、ハンガリーの反対が示すように、加盟国間の協力にはまだ課題が残っています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ba7a7d5db4b72b0a1500cbbcdbbfad73884419e3
ハンガリーの反対がEUの再軍備計画に影響を与え、多くのコメントが寄せられました。
特に、ハンガリーの拒否権がEU内での合意形成を妨げているとの指摘がありました。
民主主義における多数決の重要性が強調され、全会一致の難しさが論じられました。
また、ハンガリーがロシアとの関係を重視していることが、EUの統一に対する懸念を生んでいるとの意見もありました。
さらに、ハンガリーがEUから脱退するべきだとの声があり、国際的な安全保障の観点からも意見が分かれました。
これに対して、EUがハンガリーの立場を尊重しつつ、どのように合意形成を進めるかが今後の課題であるとされました。
全体として、ハンガリーの独自性や拒否権が、EUの再軍備計画における重要な要素となっていることが浮き彫りになりました。
ネットコメントを一部抜粋
ハンガリーの主権は尊重するし、NATOも除名や資格停止の条件を定め、支障がある場合は多数決で資格を停止すればよい。
全会一致では無いんだね、と言う事はEUの統一合意ではなく加盟各国の宣言みたいなものですか?
ハンガリーはNATO加盟は反対だが、EU加盟は認めた。
「首脳会議でEUの加盟国は新たな融資の枠組みを設けたり、加盟国の財政赤字の拡大を一定程度、容認したりして、防衛力の強化のため最大で8000億ユーロの資金の確保を目指す「ヨーロッパ再軍備計画」を進めることで大筋で合意しました。
」
トランプの一言で欧州は反省したのか軍備増強に舵を切ったが、良い事だ。