元日本ハムの糸数敬作監督が沖縄の社会人野球チーム・エナジックの指揮を執り、全国大会出場を目指して独自の強化方法を導入。出塁率重視の攻撃スタイルを推進し、選手の成長を促す。沖縄特有のハンディを克服するため、実戦経験の重要性を強調。
監督に就任した糸数敬作氏は、アマチュア及びプロでの経験を活かし、沖縄特有のハンディを克服するための独自の強化方法を導入することに決めた。
糸数監督は、沖縄の離島という立地条件から本州のチームと同じスタイルでは勝てないと考え、攻撃面での改革を進めている。
具体的には、出塁率を重視し、空振りをしない打者を育成する方針を掲げている。
監督就任の経緯は、社会人野球日本選手権の九州予選での敗退後、突然のオファーがあったことから始まり、糸数氏は驚きを隠せなかったという。
エナジックは2008年に設立され、2012年に本拠地を名護市に移したが、全国大会出場はまだ実現していない。
糸数監督は、選手たちが高レベルの投手に対抗できるよう、実戦経験を重視し、練習試合での対戦を通じて成長を促す考えを持っている。
しかし、沖縄のチームという特性上、対戦相手を見つけることが難しく、遠征や招待試合の実施が課題となっている。
糸数監督は、選手に対して「打てなくても勝てる可能性を下げない野球」を目指すよう求め、打撃練習では出塁率を高めるための工夫を重ねている。
彼自身の投手としての経験を活かし、選手たちに「投手が嫌がる攻撃」を教えることにも力を入れている。
最終的には、全国の舞台での勝利を目指し、沖縄独自のスタイルでの強化を進めていく意向を示している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/15b5280997779a1b2d30a04289115580532d3651