新宿区の西新宿小学校で、校長が宿題・テスト・通知表を廃止し、主体的な学びを重視する教育改革に挑戦。教員の負担を軽減し、子どもたちに自由な学習環境を提供する試みが注目されている。
長井校長は、創意工夫を凝らした授業が最終的には業者が作成したテストで評価されることに疑問を抱き、子どもたちが自由に深く学べる環境を整えることを目指している。
彼は、教育現場のタスクに縛られる教員の姿勢を見直し、主体的な学びを重視する新たなアプローチを提示した。
2023年にコロナ禍が落ち着きを見せた後、長井校長はまず通知表と単元テストの廃止に着手し、宿題も見直した。
日常の宿題は、定型的な内容から子どもが興味を持てる自由度の高い内容に変更され、夏休みや冬休みの宿題も廃止された。
この改革は、子どもたちの集中力や学びへの意欲を高めることを目的としている。
長井校長は「いい先生」に依存する教育体制の脆弱さにも疑問を呈し、全ての教員が子どもたちをしっかりと導ける環境を作ることの重要性を訴えている。
こうした改革は、他の公立校では類を見ないものであり、今後の小学校教育のあり方に大きな影響を与える可能性を秘めている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0f941509721b635f2bf465abd955dd8c01b6cab5
コメントは、新しい教育改革に対する意見が多様であったことが特徴でした。
特に「宿題・テスト・通知表」の廃止に対しては、賛否が分かれました。
賛成派は、自由な学びを重視し、子どもたちの自主性を育む必要性を訴えました。
一方で、反対派は、基礎学力の定着が懸念され、宿題やテストがないことで学力が低下するのではないかという不安を表明しました。
また、教育の質を保つためには、一定の評価や指導が必要だと考える人も多く、自由な学びだけでは不十分だという意見がありました。
教育現場の実態についても言及され、教員の負担が増していることや、改革が持続可能かどうか、また新しい校長がこの取り組みを引き継げるかどうかが心配されていました。
さらに、教育改革が実際の教育現場でどのように機能するか、効果検証がなされていないことへの不満もありました。
全体として、教育改革の理念は評価される一方で、実行可能性や学力に対する影響を懸念する声が多かったです。
ネットコメントを一部抜粋
属人的な能力依存を防ぐために制度的・システム的に対応するというのはビジネスの一般論としては正しいと思いますが。
現代は、繰り返しや根気強くができない子どもが増えたと感じています。
「いい先生」の「いい」を硬直的にとらえる問題こそが本質。
考えは良いと思いますし、通知表や宿題のない公立小学校は以前からありました。
この校長先生の斬新な取り組みが、正しかったかどうかは、校長先生が異動して違う校長先生が赴任したときに判断できると思います。