新型潜水艦「らいげい」が海上自衛隊に引き渡され、リチウムイオン電池や新型エンジンの搭載で潜航能力が向上。中国海軍の脅威に対抗するための重要な戦力となる。
この艦は「たいげい」型潜水艦の4番艦であり、2022年から配備が始まったシリーズの一部です。
「らいげい」は新型ディーゼルエンジンを搭載しており、これにより潜航能力が大幅に向上しています。
従来の「そうりゅう」型潜水艦はAIP(非大気依存推進)機関を採用していましたが、出力が低く、潜航可能日数に限界がありました。
しかし、「らいげい」はリチウムイオン電池を使用しており、これにより潜航可能日数が延長されています。
リチウムイオン電池は鉛電池に比べて容量が2倍あり、短時間での充電が可能です。
また、艦の構造もリチウムイオン電池に適した設計が施されています。
さらに、「らいげい」には新型の「スノーケル発電システム」も搭載されており、これによりエンジン性能を最大限に引き出すことができます。
加えて、18式魚雷や高性能ソナーの搭載、静粛性の向上も実現されており、全体的な性能が向上しています。
海上自衛隊は増大する中国海軍の脅威に対応するため、潜水艦の数を増やす方針を採っており、「たいげい」型潜水艦はその主力となることが期待されています。
「らいげい」は母港の呉に向けて出航し、海上自衛隊の新たな戦力としての役割を果たすことになります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ecb869e9ed9f4299784e94ccddde42c4e5b51a3f
新型潜水艦「らいげい」の就役に関するネットのコメントは、主に技術の進歩やその影響についての意見が多く寄せられました。
特に、リチウムイオン電池の採用による潜水艦の持続力や静粛性が高く評価され、これにより日本の潜水艦が世界最高レベルであるという自負が感じられました。
また、潜水艦の静粛性向上に関する国際的な競争についても言及され、他国の潜水艦技術の進展が日本にとっての脅威となる可能性が示唆されていました。
さらに、潜水艦の戦略的重要性に関する意見も多く、攻撃能力の向上が必要であるとの声が多く聞かれました。
特に、弾道ミサイルやトマホーククラスのミサイルの搭載が求められ、攻撃能力が防御力の向上に寄与するという意見もありました。
潜水艦技術の進化に期待する意見が多い中で、原潜の必要性やその建造への懸念も存在し、特に日本の防衛戦略における選択肢に対する議論が行われていました。
全体として、潜水艦技術の発展とその戦略的な役割に対する関心が高まっていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
リチウムイオン電池の採用による持続力や静粛性はトップレベルのものだ。
潜水艦の配備先は横須賀と呉ですが、新造と補修は全て神戸で行ってます。
原潜は廃船になってからの経費も含めて莫大な費用がかかる事。
潜水艦は何処に潜航しているか解らない事に敵を威嚇できるのである。
日本の潜水艦の技術は素晴らしいものがあるけど、それらの技術がお隣さんに抜かれないように気をつけてほしい。