高校野球の審判技術向上のため、松阪で講習会が開催され、参加者は座学や実技を通じて判定技術を磨きました。審判員の確保が課題となる中、新人育成や熱中症対策も進められています。
要約すると春季東海地区高校野球三重県大会の地区予選が間近に迫る中、松阪市豊原町の松阪商業高校で県高野連による審判員講習会が開催されました。
この講習会は、審判員の技術向上を目的としており、10代から60代までの幅広い年代の審判員が参加しました。
特に、今年高校を卒業した新人4人を含む45人が、座学と実技を通じて判定技術の向上に努めました。
講習会は年に2回、3月と6月に行われており、地域の高校生と協力して模擬試合も実施されました。
県高野連には約60人の審判員が登録されていますが、仕事や高齢化によって試合に出られる人が減少しており、大会運営に影響を及ぼすことが懸念されています。
このため、審判員の裾野を広げるために高校生向けの講習会を開催したり、新人審判向けに審判ウエアの貸与を始めるなどの取り組みが進められています。
また、今年からは熱中症対策の一環として、夏と秋の県大会で試合数を朝と夕方の2試合に固定する完全2部制が導入されることになりました。
これにより、平日を含む試合日の増加が予想されるため、堤長功審判部長は「審判員を確保し、平日開催に対応できるようにしたい」との意向を示しています。
技術向上とともに、審判員の確保が今後の大きな課題となるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/486ac7d4010016fdb458259718b19573c9639de5