ルーマニアの選挙管理委員会が極右候補のジョルジェスク氏の立候補を拒否。彼は世論調査で支持率首位だが、ロシアの干渉や捜査の影響で再選挙が決定。
ジョルジェスク氏は、ロシア寄りの立場を持つ政治家であり、昨年11月の大統領選挙の第1回投票では、動画投稿アプリ「TikTok」を活用した選挙活動により、支持率首位を獲得していました。
しかし、選挙の公正性については懸念があり、特にロシアによる干渉が指摘されています。
このため、ルーマニアの憲法裁判所は前回の選挙を無効とし、再選挙を決定しました。
現在、ジョルジェスク氏は虚偽情報の拡散やファシズム・人種差別主義組織への支援の疑いで捜査を受けている状況です。
にもかかわらず、地元メディアの世論調査では彼の支持率は40%を超え、依然として首位を維持しています。
立候補の拒否に対し、ジョルジェスク氏はSNSで「これは世界中の民主主義への直接的な打撃だ」と反発し、彼の支持者たちが抗議行動を展開しています。
抗議者たちは選挙管理委員会周辺に集まり、バリケードを破壊するなどの行動に出ており、治安部隊は催涙ガスを使用して対応しています。
この一連の出来事は、ルーマニアの政治情勢における緊張を高めており、今後の選挙にどのような影響を及ぼすのかが注目されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/27299e394609491f29bee6399cf86520a10fb18f
ルーマニアの大統領選挙に関するコメントには、極右候補の立候補拒否に対する多様な意見がありました。
多くのコメントが、SNSを通じた選挙活動の影響や、その結果としての民主主義の脅威について懸念を示していました。
特に、SNSが虚偽情報を拡散するリスクがあるため、選挙活動におけるルールの整備が必要だという意見がありました。
また、ルーマニア選挙管理当局が民主主義の本質を理解していないのではないかという指摘もありました。
さらに、極右候補の支持率が高いにも関わらず排除されることは、民意を無視しているとする意見がありました。
選挙は国民の意見を直接反映する場であるべきだとの主張も多く見られ、正当な理由なく候補者を排除することは、他国の干渉と同様に問題であるとされました。
全体として、立候補の自由や民主主義の原則が強く求められ、選挙における公正さを確保する重要性が強調されました。
ネットコメントを一部抜粋
現在世界では世論操作工作活動が活発でしかも成功している。
SNSによる選挙活動は禁止すべき。
SNSが使えなかったからって、従来通りの選挙活動は自由に出来るんだし、問題なかろう。
民主主義を装った独裁が1番たちが悪い。
これはダメだね。
立候補の自由を犯したら中国やロシアと変わらない。