日野自動車が新型EV路線バス「ブルーリボンZ EV」を発表。段差ゼロのフラット設計や360kmの航続距離を実現し、充電機能や安全機能も充実しています。
このバスは、後部座席まで段差のないフルフラットな車内を実現しています。
小型化されたバッテリーは屋根上と最後部座席下に分散配置されており、リヤアクスルにはハブモーター付きドロップアクスルを採用。
これにより、最前部から最後席までがバリアフリーとなっています。
新型バスは一充電で360kmの走行が可能で、ディーゼルモデルと同等の動力性能を保ちながら、路線バスに必要な航続距離を確保しています。
充電は国内主流の350Vで行え、高電圧タイプのバッテリーは3.2時間で20%から80%まで充電可能です。
また、このバスは外部給電器を接続することで家庭用電源としても利用でき、災害時などの救援車として電力供給が行えます。
安全機能としては、フロントブラインドスポットモニターが搭載され、死角の歩行者や自転車を検知し、警告表示でドライバーに注意喚起します。
衝突の可能性がある際には、シートバイブレーターでの警告も行われます。
さらに、ドライバー異常時対応システム(EDSS)により、緊急停車時には電動パーキングブレーキが自動で作動し、安全性が向上しています。
車両の寸法は全長10545mm、全幅2485mm、全高3330mm、ホイールベースは4990mmで、モーターの最高出力は250kW、定員は70人です。
なお、国内ではいすゞが「エルガEV」を5月に発売しており、競争が激化しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/26e2aefc14c2fe8423ade74ba1a59624c076f4f0
新型EV路線バス「ブルーリボンZ EV」に関するネットのコメントでは、主に実用性や価格、補助金の問題についての意見が交わされていました。
特に、フルフラット化が進む一方で、座席数が極端に少なくなっていることに対する懸念が多く見受けられました。
具体的には、最後列がボックスシートになっていることが実用性を損ねているとの指摘があり、購入を検討するバス会社にとっては、実際の運用に対する不安が強調されていました。
また、価格面でも厳しさが感じられ、アフターサービスの充実が販売のカギになるとの意見もありました。
さらに、ほとんどのバス会社は補助金を受けても新車を購入できないのではないかという懸念もあり、国が車両と設備を提供することで、バス会社の経営を支援する提案もありました。
バリアフリー法に関しては、必要な配慮は認めつつも、過剰な要求には応じる必要がないとの意見がありました。
最後に、日野自動車に対しては期待の声も上がっており、今後の展開に注目が集まっていました。
ネットコメントを一部抜粋
フルフラット化の方に目が行き過ぎて座席は壊滅的に少ない。
ほとんどのバス会社は補助金もらっても買えないと思う。
バリアフリー法が諸悪の根源。
いすゞエルガEVのOEM。
よしきた!日野!がんばれ!