将棋のABEMA地域対抗戦で、狩山幹生五段が千日手を成立させ、指し直し局を勝利。仲間たちの称賛が飛び交う中、彼の受け将棋がファンを魅了した。
要約すると将棋の「ABEMA地域対抗戦」において、中国・四国の狩山幹生五段が猛スピードで成立させた千日手が注目を集めた。
3月8日に放送された予選Aリーグ1位決定戦で、狩山五段は関西Aの冨田誠也五段との対局に臨んだ。
対局開始からわずか36手目で千日手が成立し、両者は指し直し局へと進んだ。
この予想外の展開に、中国・四国の控室では驚きの声が上がり、特に菅井竜也八段からは「おいおいおい、ちょっと」との反応が見られた。
指し直し局では、狩山五段が居飛車、冨田五段が四間飛車という形で進行し、両者の駒組みが進む中、狩山五段は中盤から香車を2枚並べた迫力ある端攻めを敢行した。
これにより、一時はポイントでリードを許す場面もあったが、狩山五段は持ち時間を有効に活用し、最終局面ではわずかに余裕を持った指し回しを展開。
菅井八段は「千日手にしただけのことはある」と称賛し、監督の山崎隆之九段も「千日手の40秒が効いている」と興奮気味に語った。
最後は154手の激闘の末、狩山五段が冨田五段を振り切り勝利を収め、ファンからは歓声が上がった。
ABEMA地域対抗戦は全国を8つのブロックに分けた団体戦で、全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれて進行する形式となっている。
狩山五段の活躍はファンや仲間たちに大きな興奮をもたらし、将棋界の熱気を再確認させる一戦となった。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/12faf1b980bf6e8fc0c2dc49871fc2bc568c9f7a