トヨタが新型クラウンエステートを発表。ハイブリッドとプラグインハイブリッドを搭載し、635万円からの価格で販売開始。多様なニーズに応える新モデルです。
これは「クラウン」シリーズの第4弾で、これまでの「クロスオーバー」「スポーツ」「セダン」に続くモデルとなります。
高級車に対する消費者のニーズが多様化する中、トヨタは同じ車名で異なる車形を展開する「群戦略」を採用し、顧客層の拡大を図っています。
クラウンエステートの発売は、当初2023年度中を予定していましたが、認証不正問題の影響で1年以上の延期が発生しました。
イベントで登壇した清水竜太郎チーフエンジニアは、発売を待ち望む声が多かったことを受け、喜びを表明しました。
新型クラウンエステートは、クロスオーバーやスポーツと同じく中型の前輪駆動車向けプラットフォーム「GA-K」を採用しており、設計や部品の共有化が進められています。
パワートレインには、排気量2.5リットルエンジンを搭載したハイブリッド車(HV)とプラグインハイブリッド車(PHV)が用意され、PHVのEV走行距離は国土交通省の審査値で89キロメートルです。
エクステリアデザインは、他のクラウンモデルと同様に「ハンマーヘッド」と呼ばれる横一文字のヘッドライトでシリーズの統一感を演出しています。
ワゴンボディの最大の特徴は荷室の広さで、荷室容量は570リットル、後席を折りたたんだ場合は1470リットルに達します。
また、トヨタ初となる「ラゲージルーム拡張ボード」を採用し、後席を折りたたむことで車中泊が可能な2メートルの平面スペースを生み出しています。
生産は愛知県豊田市の堤工場で行われ、月間販売台数は1500台、そのうちPHVは500台を計画しています。
価格は、ハイブリッドの「Z」が635万円、プラグインハイブリッドの「RS」が810万円(税込)となっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/44f557442973a5db51357edf4197d2f873328482