松坂桃李主演の「御上先生」は、教育問題や社会課題を描く意欲作だが、視聴者の理解力を試す内容に離脱者も増加中。視聴率は好調だが、今後の展開に注目が集まる。
物語は、文科省官僚の御上孝が有名私立進学校に教師として赴任し、クラスの生徒たちと共に様々な教育問題を考え、改革を目指すという教育再生ストーリーだ。
これまでのエピソードでは、詰め込み教育や偏差値重視の弊害、教科書検定、ディベートの普及の難しさなど、日本の教育に関する問題を取り上げてきた。
また、ヤングケアラーや生理の貧困、日本の相対的貧困率の高さといった社会的課題も描かれており、社会派ドラマとしての評価も高い。
しかし、テーマの重さや内容の難解さにより、視聴者からは「ついていけない」といった離脱の声も上がっている。
特に第6話での生理の貧困の描写については、社会的意義を感じる一方で、問題の本質から外れているとの指摘もあり、視聴者の理解力が試される内容となった。
また、物語の中では、新聞記者の息子が教師同士の不倫や国家公務員殺人事件の関連を暴くストーリーも進行しており、視聴者が考察を楽しむ要素も含まれている。
しかし、最近のエピソードでは謎が解明されず、視聴者のイライラを招いている。
さらに、御上が金八先生を揶揄するセリフもあり、視聴者の中には「意識が高い金八先生」と感じる人もいるようだ。
初回の視聴率は12.2%と好調で、TVerの登録者数も多いが、視聴者の教養や社会的関心が問われる新しいタイプのドラマとして、今後の展開に注目が集まっている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/68a738bbd2bd9e4b29a462ad306d82ed61dd480b
視聴者の反応は多岐にわたり、「御上先生」の魅力に気づくコメントが多く寄せられました。
特に、ドラマが扱う教育問題や社会的テーマに対する興味深さが評価されており、物語が視聴者に考える力を促す姿勢が称賛されていました。
1話1話の情報量が多く、流し見では理解が難しいとの意見もありましたが、それが逆に視聴者の集中力を引き出し、毎回楽しみにしているという声もありました。
中には、ドラマのテーマが難しいと感じる視聴者もいたものの、物語の進行とともにキャラクターの成長や気づきに感動している人も多かったようです。
特に、松坂桃李演じる御上先生が生徒たちに考える力を求める姿勢は、多くの視聴者に強い印象を与え、感心を呼んでいました。
加えて、社会問題を扱うことで、視聴者にとって身近な問題を考えるきっかけを提供している点も評価されていました。
ただし、難解さや情報量の多さに戸惑う視聴者もおり、視聴のスタンスや理解度に差があることも伺えました。
全体的には、教育や社会問題をテーマにした深い内容が多くの視聴者に響いており、毎回の放送を楽しみにする声が多く聞かれました。
ネットコメントを一部抜粋
1話1話の情報量が多く、流し見では置いていかれる印象のドラマと思います。
生徒たちの賢さと幼さの中で、しっかり「気づき」を学んでいく姿に感動し毎回楽しみにしています。
考えることの重要性を強調する姿勢にある。
視聴者の教養が高くないと観れない風に記事が締めくくられているけど、そんなに？私は普通に面白いと思います。
毎週楽しみにしています。
ただ、時間外に生徒の家庭問題であちこち行ったりしていたり、まさかの買い物までしてあげたりと、私も、金八先生だな、と思っていました。