川元利浩のトークショーが新潟で開催され、アニメ制作の裏話や作品への思いが語られた。彼のキャリアや新作情報も紹介された。
このイベントは「第3回新潟国際アニメーション映画祭」の一環として行われ、川元の画業を振り返る内容となった。
川元は「カウボーイビバップ」など数多くのボンズ作品に関わり、アニメファンには広く知られている。
トークでは、過去に出版された自身の画集を基に、これまでの作品についてコメントを交えながら振り返った。
アニメーターを志したきっかけについて、川元は高校卒業後にサラリーマンを経験したが、当時のアニメ作品に刺激を受けたことが大きな要因だと語った。
また、絵を描くことが好きで、教科書にパラパラマンガを描くなどしていたという。
川元は、SNSのない時代において、アニメ誌への投稿で評価を受けたことを控えめに振り返った。
専門学校を経て、最初に関わった作品は「プロゴルファー猿」で、その後「うる星やつら」や「機動戦士Ζガンダム」にも参加。
特に1989年の「ヴイナス戦記」への参加は、彼のキャリアにおけるターニングポイントとなったと述べた。
画集にはキャラクターだけでなくメカのイラストも収められており、メカ描きとしての経験も影響している。
トークの中では「カウボーイビバップ」のエドの性別変更や、アインの描写に関するエピソードも披露され、さらに「WOLF’S RAIN」では新しいテイストに挑戦したことも明かされた。
川元は原作もののアニメ制作においてもファンを大切にしたいと考えており、最近は「ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-」の作業に参加していることが伝えられた。
トークショーは、川元のアニメーターとしての歩みや作品への思いを深く知ることができる貴重な機会となった。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2f0682f7b432dec7a4bba1eaeabb195cf96d1892