ポーランド首相がアメリカのウクライナへの対応を批判し、パートナー国の尊重を呼びかけました。スターリンクの重要性を強調し、国際関係の在り方に疑問を投げかけています。
10日、トゥスクはX(旧ツイッター)で、アメリカがパートナー国や同盟国を尊重することの重要性を強調しました。
この発言は、ポーランドのラドスワフ・シコルスキ外相とイーロン・マスク、マルコ・ルビオ米国務長官との間での激しいやり取りを受けてのもので、特にスターリンクのウクライナでの継続利用に関する懸念が背景にあります。
スターリンクは、マスクが運営するスペースXによる衛星インターネットサービスであり、ウクライナ軍はこのサービスを戦場での通信や無人機の運用に活用しています。
そのため、スターリンクの重要性は非常に高いとされています。
マスクは、ウクライナ軍に対してスターリンクを停止する可能性を示唆し、ウクライナの状況に対する不満を表明しました。
これに対し、シコルスキはポーランドが毎年5000万ドルを負担していることを指摘し、スターリンクが信頼できないプロバイダーである場合の代替サービスの必要性を訴えました。
マスクはその発言に反論し、ポーランドの負担は微々たるものであり、代替は存在しないと主張しました。
ルビオもスターリンクの停止を否定し、ウクライナがスターリンクを利用できることに感謝するよう促しました。
トゥスクは、真のリーダーシップは小さく弱いパートナーを尊重することだと述べ、アメリカのウクライナへの対応についての批判を強めました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7429f2654981f27b0f3367e2ea532812dc25c84d
ポーランド首相がアメリカのウクライナ支援に対して批判的な発言を行ったことに、多くのコメントが寄せられました。
特に、アメリカの外交政策やトランプ元大統領の発言に対する懸念が目立ち、ポーランドの立場を理解するための歴史的背景も強調されました。
ポーランドは、隣国からの脅威を抱え、アメリカの支援を必要としている一方で、ハッキリと批判できる立場にあることが指摘されました。
また、アメリカの強硬な姿勢が他国に与える影響についても多くの意見が寄せられ、特に小国に対する配慮が欠けているとの懸念が示されました。
さらに、スターリンクなどの技術提供に対する依存についても疑問が呈され、自国の安全保障を自ら確保する必要性が訴えられました。
コメントの中には、トランプ氏の発言が他国に与える影響や、アメリカの外交がどのように変化していくのかについての議論があり、国際関係の複雑さが浮き彫りになりました。
全体として、ポーランドの立場やアメリカの外交政策に対する関心が高まり、今後の国際情勢に対する懸念が表明されていました。
ネットコメントを一部抜粋
政治からイーロン・マスクを追い出せるかどうかでアメリカの今後が変わる。
ポーランドも日本と同様に隣国に脅威を抱えている。
トランプの外交手段は高圧的で対話ではない。
大国によるディールで小国が飲み込まれる恐れがある。
日本も自前の宇宙ネットサービスを立ち上げるべきだ。