グリーンランド総選挙:民主党が予想外の勝利、独立問題が二分か

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グリーンランドの総選挙で中道右派の民主党が予想外の勝利を収め、早期独立を急がない方針が支持を得ました。今後の国論は独立の時期を巡り二分される見込みです。

要約すると2023年11月11日、デンマーク自治領グリーンランドで行われた総選挙の結果、中道右派の民主党が予想外の勝利を収めました。

この選挙は一院制で、定数は31名。

民主党は得票率29.9%を記録し、2021年の前回選挙から約3倍の支持を得ました。

一方、早期独立を主張するナレラック党は24.5%で、前回よりも得票を増やしましたが、民主党に及びませんでした。

これにより、独立を急がない立場を取る民主党が連立政権を樹立する見込みです。

エーエデ自治政府首相が率いるイヌイット・アタカチギット(IA)党とシウムート党は合わせて36.1%にとどまり、前回の66.1%から大幅に後退しました。

エーエデ首相は選挙結果を尊重し、敗北を認めました。

民主党のニールセン党首は、元バドミントン選手であり、党首に就任してからの活動が功を奏した形です。

選挙中、ニールセン氏は「グリーンランドは売り物ではない」と訴え、トランプ米大統領の領有発言に対する反発を示しました。

これが支持を押し上げた要因と考えられています。

しかし、ナレラック党も得票を増やしているため、独立の時期やあり方について国論が二分されることが予想されます。

トランプ政権はグリーンランドの早期独立を支持しており、今後の動向に注目が集まります。

トランプ氏は最近の演説で「グリーンランドはどのみち獲得できる」と述べており、デンマークに圧力をかける可能性も考えられます。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3ddd8ce2d6cdfbd346e7fc2a36bd5e72e8060e8b

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