アウディがQ6 e-tronをオフロード仕様に改造し、100%勾配の登坂性能を実現。EV市場への新たな挑戦が期待される。
2024年にリリース予定のこのモデルは、アウディが初めて自社工場で生産するEVであり、その期待は高まっています。
Q6 e-tronはポルシェと共同開発した「プレミアムプラットフォームエレクトリック」を採用し、革新的な電子アーキテクチャ「E3 1.2」を搭載。
システム出力は387馬力で、0-100km/h加速は5.9秒、最高速度は210km/h、航続距離は最大625kmを誇ります。
また、上位モデルの「SQ6 e-tron」は517馬力、0-100km/h加速4.3秒、最高速度230km/h、航続距離598kmと、電動ラグジュアリーSUVとしての性能も極めて高いです。
この新モデルの特筆すべき点は、オフロード性能に特化したカスタマイズが施されていることです。
車高を160mm上げ、33インチの極太タイヤを装備することで、アプローチ／デパーチャーアングルが大幅に向上し、驚異の100%勾配登坂性能を実現しています。
これは、100m進んで100mの高さに到達するということで、急傾斜の登坂能力を持つことを意味します。
アウディは、このモデルを通じて「クワトロの再解釈」を試みており、特にオフロード性能において新たな基準を打ち立てています。
さらに、E3 1.2アーキテクチャーのチューニングにより、10秒間のフルブースト機能も搭載されており、パワー配分やステアリング、エアサスペンションが完璧に制御されています。
これにより、アイスレースでも優れたパフォーマンスを発揮することが期待されます。
ヨーロッパ市場ではEVの需要が減少しているとの声もありますが、Q6 e-tronオフロードコンセプトの登場によって、その流れが変わる可能性も秘めています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a1850250a7c4318d851a6a5667ee0b6db4c2fc45