熊本県荒尾市で救急車寄付、命を救う思いを込めて

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熊本県荒尾市で、86歳の男性が亡き妻のために1500万円を寄付し、高規格救急車が新たに配備されました。命を救うための思いが込められています。

要約すると熊本県荒尾市の有明広域行政事務組合消防本部は、市民から寄付された1500万円を元に高規格救急車を新たに購入し、荒尾消防署に配備した。

この寄付を行ったのは、4年前に妻を救急搬送中に失った86歳の前廣基成さんである。

彼は「亡き妻の分まで、一人でも多くの命を救ってほしい」との思いを込めて寄付を決意した。

前廣さんの妻、ヰクさんは心臓に病を抱えており、2021年7月に体調が急変した際、救急車で病院に向かう途中で受け入れ先が見つからず、心不全で亡くなった。

新型コロナウイルスの影響で多くの病院が逼迫していたため、受け入れができなかったという悲しい経緯があった。

前廣さんは、妻の死を無駄にしないために、救急医療の充実を図りたいと考え、昨年4月には荒尾消防署を訪れ、寄付の意向を伝えた。

消防本部はその寄付金を基に、約3600万円で新しい救急車を購入し、最新の心電図モニターや心臓マッサージシステムを装備した。

この新しい救急車は、夫婦の名前を取って「前廣基成・ヰク号」と命名され、5日に行われた寄贈式で披露された。

組合代表理事である浅田敏彦荒尾市長は、前廣さんの意志を受け止めてこの救急車を活用し、一人でも多くの命を救うことを誓った。

前廣さんは、「高齢者はこれからも増えていくので、体を大事にし、異常があればすぐに救急車を呼んでほしい」と願いを語った。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/8de4fa0c1efd302d49799b24cbc3f5e678abeb17

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