メルセデス・ベンツが中国市場で初の人員カットを実施。2024年の販売は乗用車7%減、商用車20%減と厳しい状況に。
この背景には、同社の販売不振が影響しています。
2024年の世界販売台数は前年より4%減少し、中国市場では乗用車が7%、小型商用車が20%も減少する見込みです。
特に、中国市場はメルセデス・ベンツの世界販売の3割を占めているため、ここでの苦境は全体の売上にも大きな影響を及ぼしています。
2024年のグローバル売上高は1456億ユーロ(約22兆8133億円)で、前年比4.4%減と予測されています。
営業利益も大幅に減少し、136億ユーロ(約2兆1309億円)と31%の落ち込みが見込まれています。
人員カットの対象には販売支援部門や金融サービス部門が含まれ、特に金融サービスの競争力低下が指摘されています。
競合のフィンテック企業や保険会社が提供する商品が魅力的であるため、メルセデス・ベンツの金融サービスが苦戦している状況です。
また、同社だけでなく、BMWやアウディも中国市場での販売が厳しく、2024年の販売はそれぞれ前年比で13.4%減、10.9%減となる見込みです。
中国市場では、EVやPHVの販売比率が高まり続けている中、ドイツの高級車ブランドは依然としてエンジン車が主力となっており、今後の競争が注目されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b9328eca8dfe5e095a73c2a6a36e89b79eed33e3
メルセデス・ベンツが中国市場での人員カットと販売減少に関するニュースに対して、多くのコメントが寄せられました。
コメントの中では、欧州がカーボンニュートラルを目指す中で、日本車がHEVでは競争に勝てず、BEVへシフトした背景が語られていました。
また、中国の電動車やバッテリーの製造能力の向上についても驚きの声が上がっており、メルセデスが中国でブランドを維持するためには、販売減少は避けられないとの見解が示されていました。
さらに、EV市場ではBYDとテスラが強力な競合として存在し、日本メーカーが最下位に位置する現状が懸念されていました。
これにより、メルセデスの人員削減が進むとともに、日本メーカーの将来も危ういとの意見が多く見られました。
コメントの中には、ベンツが時代遅れであるとの指摘や、今後の市場での競争がますます厳しくなるとの予測もありました。
全体として、メルセデス・ベンツの現状に対する懸念と、競争環境の変化に対する反応が多く寄せられていました。